スタート信号時、赤色艇はスタート・ラインのコース・サイドにいた。レース委員会はX旗を掲げず、音響信号も発しなかった。規則29.1は、レース委員会にスタート信号の後速やかにこれらの信号を発することを要求している。それゆえに赤色艇は正しくスタートしなかったことに気づかなかった、救済を得る資格がある。Case 31とCase 79も参照。救済は、その艇が通常は折り返し、再スタートすべきであるという事実を熟考した方がよい。