青色艇がゾーンに到達した時、赤色艇はクリア・アスターンであった。それゆえに規則18.2(b)および(c)は、赤色艇にマークルームを与えることを要求し、たとえ赤色艇が回航中に内側にオーバーラップしたとしても、ルームを得る資格はない。規則11または規則10の違反は規則21によって免罪される、なぜならジャイブとラフィングは、青色艇がプロパー・コースを回航する操作の一部だからである。赤色艇はマークルームを与えなかったので、抗議において失格とされる。もし損傷があったならば、青色艇が規則14に違反したか調査しなければならない。しかしこの瞬間に、赤色艇がルームを与えられなかったことが明らかになれば、接触を回避することは困難である、しかし損傷を最小限にすることは可能だったかもしれない。