最初に、赤色艇と緑色艇はクリアー・アスターンであり、青色艇を避けなければならなかった。青色艇はローリング(横揺れ)で減速していた時、風上艇となって、規則11にしたがって避けなければならなかった。航路権を変更したのは自らの動作であったので、青色艇は規則15の保護なしにオーバーラップが始まった瞬間に避けなければならなかった(規則15の最後の文、参照)。赤色艇と緑色艇は、青色艇のマストの先が水中になる前に回避の動作をとらなければならなかった。それゆえに青色艇は規則11に違反し、ペナルティーを課せられる。青色艇が転覆(マストの先が水中にある-規則23参照)した後、赤色艇と緑色艇は避けている。赤色艇の緑色艇に対するルール違反は、青色艇の規則11の違反によって強いられたので、赤色艇は規則64.1(a)に基づいて免罪される。