青色と赤色の両艇がペナルティーを課せられる。青色艇はクリアー・アスターンからオーバーラップし、2艇身(ハル)以内にオーバーラップしたままである。それゆえに青色艇は規則17の対象のままであり、プロパー・コースより風上を帆走してはならない。青色艇の新しいコースがプロパー・コースであるという青色艇によるいかなる主張も信じがたい。そうでなければ青色艇はこの風下のオーバーラップを成立する以前に、このコースを帆走していたであろう。それゆえに青色艇は規則17に違反し、ペナルティーを課せられる。しかしながら、赤色艇は規則11によって風下艇を避けようと試みる義務がある、たとえ一方が規則に違反しているとしても。ここでは、赤色艇はまったく回避の動作をとらず、また規則11に違反したためペナルティーを課せられる。赤色艇は規則64.1(a)に基づいてこの違反から免罪されるはずはない、なぜなら赤色艇は青色艇の違反によって規則11の違反を強制はされなかった。